千夏のうた - ボーカロイドを投稿しました
曲名は『千夏のうた』。
きたがわ翔の同名の漫画から拝借している。
昔から夏が好きで、夏のお話ならなんでも好きだった。
夏への扉、STAND BY ME、サマー/タイム/トラベラー、耳をすませば、ひぐらしのなく頃に、時をかける少女、クロスゲーム...。
きたがわ翔の『千夏のうた』もそんな夏好きが高じて手に取り、ひたすらじりじりとした夏の熱気に心地よさを感じながら読んだ気がする。もう何年も前なので筋書きは覚えていない。
夏のお話も好きだが、夏の曲も好きだった。
少年時代、真夏の果実、青春、夏を抱きしめて、青い車、SUNSHINE ON SUMMER TIME、サマーブリーズにのって、summer...。
この地味な曲をつくったのは二年前くらい。ボカロのユーザ層を意識してハチャメチャな曲を無理してつくった反動でできた気がする。
聴いて欲しいところは、フリー素材から頑張って探した波の音のサンプリング。イントロとアウトロにちっちゃなボリュームで入っている。
あとは、過剰にロングトーンなメロディ。早送りみたいに歌う曲に時間をかけたので、意識してロングトーンで組み立てたかった。
聴きどころがサンプリング音源ってのも変な話ね。
P.S.
そういえば十文字青がカクヨムで『ANGEL+DIVE』を再開したという噂が耳に入った。彼の作品はいくつか読んだが、『ANGEL+DIVE』が一番好きだった。刊行がストップしたと知ったときは出版社の見る目の無さを嘆いた。『千夏のうた』も決して人気作品ではない。しかし、もしかすると今の時代なら、『ANGEL+DIVE』のような渋い復活劇を願って、こうやって文章にすることも、徒労では終わらないのかもしれない。